« ATLS初日 : オリエンテーション雑記 | トップページ | ドライブしながら »

2006年7月 2日 (日)

ATLSつづき と 歓迎会

Party1 ATLSの二日目は、脊髄損傷・頭部外傷や四肢外傷で、頭部CTは頭にとっては単純X線のようなものだという脳外科医の発言もあった。自分も「病歴と身体所見」の重みを知らずに検査・画像に走ることはいけないとは思うが、知った上で絞った短時間の「病歴・身体所見」の後に直ぐに画像にいくのは救急の宿命と思う。

整形外科医の先生の小グループでの講義やディスカッションは教育的且つ実践的でやはりこの国の教育に対する態度は素晴らしいと思った。

ATLSの筆記試験は判断を問うようなものも問題に多く、8割をきって再試験になった人もいた。
メガコードは落ち着いて対応したので大きなミスはなかったが、バトルサインを見落としたりとEの難しさ(これは日本で外傷が来た際にオンコールで呼ばれて後から合流したときにも良くあった)を感じた。

ATLSの後にFoundaiton Houseというとても立派な建物で救急部の医師全員が揃い夕食会があった。歴史ある組織の一員になれたことを幸せに思った。(あまのじゃくな自分にしては珍しい。)

--
翌日は救急部でのオリエンテーション。
ローテーションの詳細や休みの取り方、白衣やスクラブの場所などより実際的なことがチーフレジデントから説明された。
レジデンシーディレクターからは、「人を動かす」が全員に渡された。この本は学生時代から時折読み返す良い本であるが、ここでもう一度渡されるとは思わなかった。自分の気に入っている本を薦めてくるこのプログラムと自分の相性はよいのだろうと機嫌がよくなった。

「正直であること・プロであること・前向きであること」
が強調された。ややもすると嘘をつくことが多い(と私が思っている)アメリカ人からこのように正直に「やっていなければやっていないといいなさい」といわれたことにとても安心感を覚えた。

その他Harwood Nussという救急では有名な三冊の分厚い本(他はTintinalliとRosen:なんとDr.RosenはUCSDからMGHに所属が変っていてビックリ!!)のうちの一つをもらった。
一年目は教科書と耳学問、二年目は文献と批判的吟味、三年目はこれらを融合し教育をするということ。頑張って読んでみよう。

引き続いて部長の先生から研修にあたっての心構えが話されたがこれが非常に素晴らしい内容であった。
彼がいかに患者中心の診療を心がけてきたか、誇りを持って救急医として立場を作ってきたかが非常に良くわかった。

救急のプログラムは新しく7年目ではあるが、良い指導医もいて他科のレベルが高く、設備と人材の整ったこの病院での研修にぼやきや不満も多いと思うが恵まれていることを忘れずにやって生きたいと思う。

その後ちらっと救急部をみたが60床で年間8万人の受診・二台のヘリコプターで近隣から重症患者を集めるこの部署のエネルギーとこの北のあたりの人たちの気さくな人柄にやる気が出てきた。しっかりと休んで勉強して初のシフトに臨みたい。

« ATLS初日 : オリエンテーション雑記 | トップページ | ドライブしながら »