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2007年1月24日 (水)

Q2

といえば有料ダイヤルのようですが、こちらでは二日おきの当直をさすことがあります。 月から一日あいて木・土・月とQ2でした。辛かったなあ。日本の初期研修時代の救命センターローテーションでは36時間シフト12時間休みというもっと激しいQ2をしていましたが、あの頃は20代でしたからねえ。

お産の数も必要な数まであと一つなって精神的に落ち着いてきました。学生さんが「このケース私がやっていい?」といってきて悩みましたが「だめ、俺がやる」といってしまいました。可愛そうだけれどこちらも必要件数に達しないといけないので泣く泣く。 それにしてもこちらの医学教育はベッドサイドでの参加型ですね。日本だと学生さんに処置をされることって抵抗があると思いますが、こちらではあまりクレームがありません。もちろん不安もあるのですが、医師を育てるのは患者さんということでもう少し日本の卒前医学教育に患者さんからご理解が得られればと思います。

学生時代に卒前医学教育にも興味がありましたが、あまりに大きな問題でありいろいろな方面の組織が多岐にからんでいるので今は将来的に研修医教育に有効に関わらせていただければと思っています。

必要手技件数や経験症例数は専門医の質の維持に大事ですが、実際自分が登録する側だと実に面倒ですな。

2007年1月18日 (木)

腹痛

友人の日記にコメントを書いていたら長くなったので自分の日記にも。

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腹痛は医師にとって挑戦です。難しい。色々な臓器がありますからね。
腹痛で大事なこととして、
・入院の場合、外科医に外来でコンサルテーションしておくこと。
・CTをとって外科医と一緒に検討すること。
・痛みが強く帰宅させることに不安があれば入院。
(無理に帰さない。)
・軽い場合も外来フォローをアレンジ。
・帰宅時にどのような症状がでたら再来すべきかをしっかりと指示。

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米国では救急医が当然のように婦人科診察をしますが、日本では文化的に許されないので、cervical motion tendernessがあれば気軽に産婦人科にコンサルトするしかないでしょう。入院させるのであれば外科医相談し翌日でも可能かもしれません。(電話くらいしてもいいかもしれませんね。)

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沖縄時代にCTを撮って原因がはっきりしないので入院前に外科医にコンサルトしたら
「外科がみる必要が無い!」
「消化器内科にコンサルトしてからにしてくれ!」
などと意味不明なことを言われ、いろいろぶつぶつ言われたので、
「はあ、では当科で入院経過観察させていただきます。」
となりました。何度か診察して怪しいので超音波で翌日確認すると虫垂炎でした。別の外科医にコンサルトして手術となりました。執刀医は前日に私に当り散らした人でばつが悪そうにしていました。

自分が疑うならば、その信念を通して専門医の意見よりも自分を信じることも時に重要です。

これは胸痛を経過観察するかにも通じると思います。

2007年1月13日 (土)

産婦人科は怖い

24時間のシフトを終えて4件のお産参加。自分が貫徹できたのは2件。他の二件は肩甲難産、恥骨を斜めに押すとか、股関節を思いっきり曲げるとか、指をいれて体をまわすとかいろいろとありますが、結構大変。どうしてもだめなら四つんばいになるというのも産婦人科医でなければオプションとのこと。 いわゆる経産婦の分娩で産婦人科医が間に合わないときの応急対応はできるようになりたいけれど、自分で進んでお産はとりたくないなあ。 昨今はみなさん、医師への視線が厳しいから、その場に自分しかいなくて良かれと思って対応しても結果については厳しく追求されますから。下手したら警察に逮捕され、尋問留置後、刑事告発だしね。この現場のやりきれなさ、マスコミや、手厳しい患者さんにはわかっていただけないのでしょう。

2007年1月10日 (水)

少しはいいこと

年末に毎週ある救急部のカンファレスで二つのケースをプレゼンしました。外傷外科との合同カンファレンスで頭部外傷、救急部のカンファレスで咽頭後膿瘍をやりました。

外傷外科の場合は一生懸命揚げ足をとろうとしくるので面倒でした。が、単純な症例だったので比較的論点が絞れてよかったです。

・やりすぎの過換気はよくない

・リドカインは確固たる証拠なし

など

(自分で調べ物をした後に、林先生のstep beyond residentに全部のっていてげんなりしました。)

一日二例だったためどちらも不完全となってしまいましたが、わりと好意的な評価が多かったので安心しました。こちらはシフトや発表など常に評価があるので勉強になりますが、ちょっとしたストレスです。マイペースで少しづつ進んでいければと思います。

2007年1月 8日 (月)

Dictation

日本でも稀にあると思いますが、こちらでよくみるカルテの方式です。内線にかけて自分の名前、患者さんの名前、カルテ番号をいってから話し始めます。

レジデントが救急でのカルテを全てdictationするプログラムもありますが、われわれは必要ないです。それは嬉しいのですが、反面いつまでも上達しません。他科ローテーションをするとサマリーをdictationします。最近何件かやってみて思うのは、発音を気にしているとたまに内容を忘れてしまうということ、またやる前に内容を確認しておかないと結構、「あ、忘れたということがあります。」翌日になればタイプされているのでそれに付け足せばいいのですが。

もう少しうまく出来るように慣れればなあと思います。レジデンシー後帰国するなら必要ないですが、もしフェローをするとなると必要になる可能性があります。

2007年1月 6日 (土)

CHER

という歌手のBelieveという曲が耳に引っかかっていてなんとかしてyoutubeで聞きたいなあと思っていました。曲名もわからないし、歌手もわからないかったので、昨日から何度かgoogleで歌詞を入れて探してみていたのですが、今日やっと見つけました。 60歳なんですねこの人。52歳(1998年)でこの曲をリリースしているとは驚きました。さらにアカデミー賞を女優として受賞しています。凄いなあ。今度その映画をみてみたいと思います。

2007年1月 4日 (木)

NRP neonatal resuscitation program

AAP/AHA新生児蘇生テキストブック Book AAP/AHA新生児蘇生テキストブック

著者:The American Academy of Pediatrics and American Heart Association
販売元:医学書院
Amazon.co.jpで詳細を確認する

http://www.aap.org/nrp/nrpmain.html

APGARscoreって9分の9が満点なのではと思うほど、新生児の末梢チアノーゼっていつも存在しますよね。

日本でも認知されていると思いますが、新生児の蘇生というコースがあります。今、日本の小児科医の先生と在米の小児科医の先生が一緒になって翻訳に取り組んでいらっしゃるということです。

コースは在沖米国海軍病院で受けられると思います。小児科関連の沖縄にいらっしゃるかたで興味のある方は日本人インターンのかたに、受講可能かコンタクトをとってみてはいかがと思います。(勝手に紹介してしまいインターンの方申しわけありません。)

分娩

とは本当に母子にとって命がけですね。今は産婦人科です。全くの別世界ですから、なんだか学生に戻ったように産婦人科の研修医にくっついて金魚の糞をしています。

非常にスムーズに行くケースが多いですが、肩甲難産、臍帯がからむ、肩が水平になってしまう、などいろいろと難しい場合があります。

一ヶ月回ることでスムーズな正常分娩は取り上げることができると思いますが、いろいろなトラブルシューティングができるまでには至らないでしょう。

病院外でお産に出くわしたとき、いろいろと対応をしてみたいとは思いますが、まずは病院に向かう連絡をしてからになるのだろうと思います。
飛行機内などで遭遇したりしたら大変ですね。

経産婦の方があっという間に分娩しまったところに街で遭遇したら、赤ちゃんの口と鼻を吸って乾燥させて臍帯を靴紐で結び、赤ちゃんとお母さんの高さは同じ高さにします。そして暖めて救急隊を待つというかんじでしょうか。脈は臍帯でとることができます。

2007年1月 2日 (火)

2007年

になりました。早いものです。31歳になってしまいました。昨年の年末はインタビュー旅行の途中で友達のところに遊びにいっていました。懐かしいなあ。

今は産婦人科で新しい環境に慣れるのが大変ですが、昨年の今頃のどこにいくかわからない不安感に比べると幸せです。

あっという間に月日が流れていますが、外国人が入るのがとても難しいといわれている救急のプログラムに入らせてもらったことをとてもありがたいと感じています。

まだまだ不十分な英語を更に頑張りつつ、自分の将来像を思い描きそれに近づいていけるようにしようと思います。

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もし米国で救急のインタビューを考えている人がしたら、、、

・SAEMからプログラムのそれぞれのウェブサイトにいって過去にIMGをとったことがあるかを調べます。

・またエクスターンをさせてくれるところがあればそこで実習をしてその後応募。

・知り合いのIMGで救急に入ったひとから情報を集める。

・Nプログラムを考慮する。(この場合、Nプログラムをランクの一番にすることが将来の後輩のために必要です。信頼関係を損ねると同じ志を持つ後輩の可能性を閉ざしかねません。)

上記をお勧めします。全米のすべてのプログラムにEmailもしくは手紙でPS・CVを送るという方法を採る方もいます。

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