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2007年7月16日 (月)

内科ICU

今月はまたICUのローテーションです。米国の救急医学のプログラムは不可欠なローテーションは存在しますがそれ以外はある程度プログラムの裁量に任されているところもあります。

私のプログラムの特徴はICUのローテーションが多いことです。一年目に外科混合ICUで一月と外傷腹部外科ICUで一月の計二ヶ月、二年目に小児ICUで一月・内科ICUで一月・外傷腹部外科をシニアで一月の計三ヶ月となります。合計五ヶ月のICU研修をレジデンシーで行います。割と多いほうだと思います。それだけいろんなICUがあるということもあるのだと思います。施設全体には計200床のICUがあるとのことです。

二つある内科ICUのうちの小さい方をローテーションしています。メインは内科ですが、病院の事情もあり術後の患者さんも結構管理します。内科のケースは血液内科・腫瘍内科で免疫不全・化学療法の副作用などでかなり複雑な状態になった患者さんが多いです。

このローテーションで特に気付いたことは感染症内科医の臨床能力です。毎週担当になる指導医は変わりますが、かれらの臨床医としての能力の高さにおどろかされます。ある意味ICUチームのアセスメント不足のようなところを彼らに結構助けてもらっている感があります。(日本ではこんな贅沢な環境は珍しいのでありがたいなあと思います。透析のことも、感染症のことも、殆どの手技も自分でやるのが日本の良いところなのですがそれによる難しさもある気がします。)

色々と医療費の高さや専門馬鹿など批判の多い米国の医療ですが、専門科が高いレベルで協力し合うことによって提供されるオーガナイズされた集中治療は評価に値すると思います。

各科によって定員が決まっているためある程度人気のある施設では一定数の研修医が常にローテーションするためICUの労働環境は日本ほど苛酷ではありません。

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