« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »

2008年3月28日 (金)

先日のシミュレーション

シュミレーションはいつも勉強になるケースが練りに練って作られてあって勉強になります。すべてが指導医自身がかつて経験したところからきています。

30分実技・30分議論を1ブロックとして半日で3ブロックを経験します。まずインターンが始めに看護師と一緒に対応してからシニアが入ります。

簡単に

1ブロック

若い男性の運動時失神の鑑別・・・病歴と身体所見の特徴

QT延長症候群・ブルガダ・HOCMなど診断はHOCM

火災現場から挿管されて搬送の男性・・・救急隊との情報交換

C0だけでなくCNの中毒も診断はシアン中毒。治療薬の機序と使用上の注意点。亜硝酸アミルではメトヘモグロビン血症がおきるのでCO中毒との合併の場合は注意。

http://www2.kpu-m.ac.jp/~ccn/topics/topics/w0162.html

--

2ブロック

最近大腿骨の手術をしたDNRの高齢女性がショック低酸素で・・・

DNRとDNIなどの定義の施設による違い、本人の生前意思をどのように家族から確認するか。

歩いていた高齢男性の失神・・・失神における病歴身体所見

収縮期雑音がありASが疑われる失神のあるASは手術適応

--

3ブロック

内科ICU満床で外科ICUへ、外科医が渋る・・・どうやってwinwinに?

救急医は他科とうまくコミュニケーションを保たねば。

失神の高齢男性・・・San Francisco Syncope Ruleを復習

http://emergency-medicine.jwatch.org/cgi/content/full/2006/721/2

OESILスコアを私から同僚に紹介した。(米国の人は米国の論文ばかり読む傾向がある。)

http://eurheartj.oxfordjournals.org/cgi/reprint/24/9/811.pdf

心電図は右脚ブロックと左脚前枝ヘミブロック(Bifascicular block)で失神があるためペースメーカーの適応。

どれもとても勉強になりました。こんな素晴らしい症例で一生懸命教育してくれる指導医に感謝です。

2008年3月21日 (金)

Match

先程プログラムのマッチの発表があって参加してきました。新しい面接シーズンにあった候補者が何人かいて7月からが楽しみです。読者の方でご希望の進路に決まった方、おめでとうございます。

今でも日本に帰る飛行機の中で今の施設にマッチして自然と涙がでてきたのが昨日のように思い出させれます。臨床面/研究面/プログラムの改善/プライベートといろいろとあるレジデンシーですが、希望のプログラムにマッチして3年目を迎えることができているのですから幸せです。

外傷外科/一般外科の集中治療もあと当直が3回これが終われば他科ローテーションはなくなるので、救急医学集中できます。日本にそのまま帰るかフェローシップをするか(できるかビザの関係で。。。)試案中ですが、いずれにせよ最終学年を充実したものにできればと思っています。

皆様が素晴らしい春を御迎えになることを心より願って。

2008年3月 7日 (金)

Mass casualty

先日、code○○というものを経験しました。今の施設で定められたcodeの一つですが、集団災害に対応するためのcodeです。高速道路で多発交通事故がおき20-30名の患者がほぼ同時に救急車やヘリコプターで運ばれてくるということでこのcodeが発令されました。その時点でcriticalエリアにいた患者は5分以内に各病棟に入院となり、万全の受け入れ態勢を外傷外科とともに整えました。

このような状況で大切なのは診療に参加せず全体を俯瞰するリーダーを決めることで外傷外科の医師が、この役割を勤めました。20名近い外科と救急のレジデントは廊下にずらっとならび患者が運ばれるたびに一つのベッドあたりシニアが一名、ジュニアが一名割り当てられました。診療エリアを医療スタッフで溢れかえらせないための、人の流れのコントロールの大切さを改めて感じました。なかなか日本で体験できないことだったので勉強になりました。幸い思ったより重症はすくなかったです。

この日はその後も忙しく、もショックの症例中心静脈確保二回(インターンは二回とも失敗)や意識障害→腰椎穿刺・研修医二人x、指導医xで僕が○などとほほの忙しさでした。

(こちらの救急医の先生はlateral approachをしらないorできない人が多いので結構指導医ができなくて僕がピンチヒッターになることがあります。)

来月は中毒の集団災害のためのコースHAZMATに参加するので時間を見つけてご報告できればと思います。

集団災害時のincident command systemなどの復習をされたい方はERマガジン2006年8月号の「整形外科の常識」のなかの聖マリア病院の永田先生の書かれた記事をお勧めします。

« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »