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2008年3月 7日 (金)

Mass casualty

先日、code○○というものを経験しました。今の施設で定められたcodeの一つですが、集団災害に対応するためのcodeです。高速道路で多発交通事故がおき20-30名の患者がほぼ同時に救急車やヘリコプターで運ばれてくるということでこのcodeが発令されました。その時点でcriticalエリアにいた患者は5分以内に各病棟に入院となり、万全の受け入れ態勢を外傷外科とともに整えました。

このような状況で大切なのは診療に参加せず全体を俯瞰するリーダーを決めることで外傷外科の医師が、この役割を勤めました。20名近い外科と救急のレジデントは廊下にずらっとならび患者が運ばれるたびに一つのベッドあたりシニアが一名、ジュニアが一名割り当てられました。診療エリアを医療スタッフで溢れかえらせないための、人の流れのコントロールの大切さを改めて感じました。なかなか日本で体験できないことだったので勉強になりました。幸い思ったより重症はすくなかったです。

この日はその後も忙しく、もショックの症例中心静脈確保二回(インターンは二回とも失敗)や意識障害→腰椎穿刺・研修医二人x、指導医xで僕が○などとほほの忙しさでした。

(こちらの救急医の先生はlateral approachをしらないorできない人が多いので結構指導医ができなくて僕がピンチヒッターになることがあります。)

来月は中毒の集団災害のためのコースHAZMATに参加するので時間を見つけてご報告できればと思います。

集団災害時のincident command systemなどの復習をされたい方はERマガジン2006年8月号の「整形外科の常識」のなかの聖マリア病院の永田先生の書かれた記事をお勧めします。

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コメント

ごぶさたしております。浜松でまったりすごしている者です。

> 診療に参加せず全体を俯瞰するリーダー

これは日本でも導入してほしい考え方ですね。ただ、体を動かしていない=怠けと思われがちな日本の医療風土ではしばらく先でしょうか。

> 永田先生

大学で同じ部活の先輩でもありました。理詰めなのに威厳のある方で、こういう人にリーダーシップを執ってもらうと下は助かるのだがと思った記憶があります。

nさんコメントありがとうございます。永田先生は素晴らしい先生です。いろいろと一緒にお仕事をさせていただいております。

リーダーの件は正におっしゃるとおりです。沖縄の前任地の指導医は理解がありました。東京にいたときは看護師さんなどは理解できない方もいたようです。

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