What's the Patient's Code Status?: 6月の私2
tanu先生の放浪医者日記でも触れられていましたが米国の医療において大事なことのひとつです。
http://doc-tanu.cocolog-nifty.com/blog/2007/02/code_status.html
あるSNSで書いたコメントをちょっと引き伸ばしてこれに関連してかかせていただきます。米国で重症の患者が搬送されてきたときには本人家族もしくは転送先施設や救急隊にCode statusをきくことが一般的です。それがわからないときはpower of attorneyを連絡をとって確認します。
--
日本ではこのような意思決定の円滑化が整備されておらず特にICUにて高齢者の集中治療をしていたときにいろいろと大変な思いをしました。(日本のICUでの面談は遠縁の家族が週末に本土からやってきて「どうなってるんだー!!」とかすでにみんなで決めたことに文句をつけることがありました。)
この状況に対応するために現実的には、そのため、家族の面談はなるべく人を多く集めてキーパーソンとなる人をみつけてやっていました。(ICUで20人を相手に講義するように面談することがよくありました。またキーパーソンになるといった人が家族をまとめられずに帰って混乱したこともありました。トホホ。)それでも後で難癖をつける人がいます。
米国では法的に代理人が決まっていればその人たちに了解をとれば他の家族はあまり難癖をつけることはありません。代理人との間で
Do not intubate DNI
Do not resuscitate DNR
Do not hospitalize DNH
Comfort care
などが決められています。残念ながらこのような書類が一緒に搬送されないこと、何度か書き換えられていてどれが正しいかわからないことがあり、それによってDNIDNRでも蘇生されてしまうことがあります。
ただこのような法律が少なくともあることは現場の医師にとってよいことと思います。厚生労働省が終末期医療に対する意思決定に保険点数をつけてその後撤回されてしまいましたが感情論や医療費削減に対するアレルギーだけでなく真剣に社会として議論すべきことと思います。今後の高齢化社会に向けて不可欠なことです。
現状のままではこのような終末期の医療に関する意思決定に関連する法案の整備がなく患者のいいたい放題で厚生省も「私はしらない現場でやって」のため医師がサンドバッグになっている印象があります。


コメント