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2008年9月29日 (月)

集約化 9月その5

米国の安定した高血圧の患者の外来受診の頻度は年に1-2度と思います。(内科の先生方誤っていたらご連絡ください。)私の施設にも有名施設が懸かりつけであることがいいということで飛行機で年一回受診に来ましたという人が結構います。

一年目にEMSのローテーションのときに話になりましたが、米国でも小規模な病院は集約化となって、集約化された病院から週に1-2度医師が外来に派遣されているということでした。超急性期の医療が必要な場合はヘリコプターで医師とほぼ同じ処置がほとんど可能なパラメディックやフライトナースが派遣されるというシステムをとっています。

もしかして日本の健康指標が高いのは頻繁な外来のせいかもしれませんが、米国同様に処方期間を延ばすこと、それによって集約化された病院から週数回医師が患者の近くの外来にいくことで済むこと、を目指してはどうかと思いました。

ドクターヘリに関しては前向きな動きがあるので何よりです。

2008年9月22日 (月)

実るほど頭をたれる稲穂かな 9月4

尊敬する寺沢先生の記事がありました。

http://www.asahi.com/edu/university/kougi/TKY200809050122.html

パート2の周りと強調して仕事をしていくことの大事さがとても身にしみます。

日本に帰ることになったら「静かにしかし消えない炎」でがんばって生きたいと思います。

「ではの神にならない」のも大事ですね。

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J-walkの(古い)歌にもありましたけれど「世界中の悩み一人で・・・」みたいな独りよがりに陥らずに仲間を大切にしていくことが大事と改めて思いました。片思いの女性に「どうしてわかってくれないのか」とか、学校のサークルで「一人突っ走ってうまくいかないリーダー」と一緒で「自分がやりたいこと」「みんながやりたいこと」「患者が求めること」のバランスをうまく取れないで突っ走っても燃え尽きてしまうのでしょうきっと。

寺沢先生の御著書も含めて過去に紹介したERで役立つ本をまとめました。よろしければリンクをご参照ください。

2008年9月16日 (火)

人手不足 米国の田舎の救急外来の対応 9月その3.5

日本では臨床研修必修化開始後、大学病院で採血・投薬・搬送・ライン確保などの様々な業務を担っていた研修医が減り、これらの業務を遂行するために中堅医師が大学病院に 
戻りそれによって救急業務を担う医師が減ったことによるしわ寄せが指摘されております。

米国でも必ずしも同じ事情ではないですがレジデンシーが撤退したりして救急業務を誰が担うのか?
という問題が田舎の病院ではあるようです。

http://www.mmaonline.net/Portals/mma/Publications/QualityReview/MMAQRSummer08.pdf

私の住む州の近くの病院での話ですが、
・医師助手や専門看護師にプロトコール化にそった診療をしてもらい前線を担ってもらう
・どんなときにオンコールの医者を呼ぶかを明確にする(骨折の患者の診療、入院時、転送時など)
・月に一度近隣の拠点病院で救急医と働いて診療の質を維持する場を持つ
・拠点病院の救急医に24時間電話コンサルトしてよい体制を確保する

などによって医師が最前線に立つことなくmid-level providerが救急医療の最前線を担うことを選択したとのことです。
患者の救急部滞在時間は減少、患者数は増加、患者の満足度は改善との結果を出しているとのことです。

厚生労働大臣の方針のもと的確なスキルミックスが起こり日本でも人手不足が臨床研修のせいにのみ添加されることがないことを祈ります。

2008年9月14日 (日)

耳 鼻 異物 9月その3

最近の自分のブログをみるとあんまり臨床系のことを書いてない気がしましたので今回の記事を。

http://www.eonet.ne.jp/~greenpeas-ah/hp-data/housin/F-005.htm

獣医さんのサイトでしたが一番近い画像でしたので。

蛾が耳に入ったらしいということで来た患者がいました。リドカインを耳内に噴射して動きを止めてから小さいカンシを耳鏡の拡大ガラスを少しずらして耳鏡の中から挿入虫の体の一部とカンシを同一視野にいれて虫を取り出しました。

非常に感謝されて何やらやりがいを感じました。

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http://www.inhealth.com/katz/aboutkatz.htm

ちょっとやっとの違うのですが大分近いです。

小児の鼻の異物は反対側の鼻を押さえてお母さんに口から息を入れてもらうというのも一つの方法ですね。

大体うまくいかないので小児用の小さい導尿カテーテルを入れて異物を越えたら膨らませてそれから抜きます。鼻孔の上を這うように入れていくのがポイントと思います。

あとは注入する水の量だけしかシリンジに入れないということも大事ですね。鼻腔の損傷は避けたいものですよね。

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救急医的には結構興味深い臨床的問題でした。

2008年9月10日 (水)

最近読んだ本 9月2

ハーバード・ケネディスクールでは、何をどう教えているか (英治出版MPAシリーズ) (英治出版MPAシリーズ) Book ハーバード・ケネディスクールでは、何をどう教えているか (英治出版MPAシリーズ) (英治出版MPAシリーズ)

著者:杉村 太郎,丸田 昭輝,細田 健一
販売元:英治出版
Amazon.co.jpで詳細を確認する

非常に勉強になる内容でした。KR省の友人がこの大学院にいったことで興味を持ちました。公務員や政治家になる人にはとてもいい学校なのではと思いました。

あまりに内容が充実しているのでそれぞれ書いていると日が暮れそうなのでご興味のあるかたは是非お読みください。

「社会を変える」ことに興味がある方にお勧めの本と思います。

日本では松下政経塾が似たような感じなのでしょうか。

2008年9月 8日 (月)

リンク

http://www.jaam.jp/er/

私も所属している日本救急医学会のERを推進する委員会です。より多くの方々に我々の活動をご理解いただき、日本の救急の更なる前進に繋がればと思います。

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http://blog.livedoor.jp/residency_fellowship/

NYCにて内科研修をされている先生のサイト。Nephrologyという内科の中で頭が切れる人がいくといわれている難関のフェローシップに進まれるようです。凄い!!

http://doc-tanu.cocolog-nifty.com/blog/

ピッツバーグで内科研修で老年病内科のフェローシップをされる予定の先生です。とても幅広い見識で医療を考察していらっしゃいます。今後ともよろしくお願いいたします。

http://blog.livedoor.jp/med_nyc/

ニューヨーク内科研修中の友人の記録です。USMLE、臨床研修、NYC食べ歩きなど情報盛りだくさんです。彼とは10年以上のつきあいですが、会うたびにいい男になっていると感じます。

http://takamed.exblog.jp/

内科研修中のたかさんのサイト。渡米する前もした後もいろいろと勉強させていただいています。先輩の記録は後輩にとって大切です。

http://personalbookmark.seesaa.net/

大学の先輩のサイトです。産婦人科関連の内容やお出かけ情報などいつも勉強させてもらったり、楽しく読ませてもらったりしています。

http://blog.goo.ne.jp/suzukit_tky/

Vermontで循環器の研修をされている海軍病院の先輩のサイトです。研究に関する情報や、綺麗な写真と育児の記録をいつも興味深く拝見しています。

http://sakamari.at.webry.info/

小児科医から松下政経塾へと歩まれている女医さんのサイトです。小児医療を中心にいろいろと活動されています。medimediというメルマガもやっていらっしゃいます。http://www.medimedi.org/mediblog/

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http://blog.m3.com/Road/

米国の救急医学のプログラムにいらっしゃる私の尊敬する先輩のサイトです。渡米にあたりいろいろとお世話になりました。いろいろな面でいつもアドバイスを頂いています。

一緒に日本の救急を考えさせていただければと思います。

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http://d.hatena.ne.jp/KoheiHasegawaMD/

ボストンの超名門の施設で救急医学の研修を始められた先生のブログです。毎日の研修様子やボストン情報がわかりとても勉強になります。他のプログラムの様子をしることができると刺激になりますね。

2008年9月 5日 (金)

最近私が関わったもの 9月その1

マリアンナの箕輪先生と田中先生がいらっしゃったデンバーからの著作です。救急医学のレジデンシー教育でベッドサイドで繰り返される問答を集めたものです。ERで研修医を教育する医師にとってとても有用な本と思います。

ER・救急シークレット Book ER・救急シークレット

著者:箕輪良行
販売元:メディカルサイエンスインターナショナル
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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米国で救急医学の研修をした・している医師たちの軌跡が書かれた本です。私が米国にいこうとマッチング目指していたころは救急医学に日本からマッチした医師は本当に限られたいましたが今は結構います。米国の救急医学に憧れをもつ方は読まれてはいかがでしょうか。

Book 救急医療にみる医学留学へのパスポート (シリーズ日米医学交流 (No.8))

著者:日米医学医療交流財団
販売元:はる書房
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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ちょっと前になりますがERと整形外科のコラボレーションということでERマガジンに書きました。整形内科は救急医にとって大事ですのでご興味があればご覧ください。

ERマガジン Vol 5 No 1 Book ERマガジン Vol 5 No 1

販売元:シービーアール
Amazon.co.jpで詳細を確認する

過去に紹介したERで役立つ本をまとめました。よろしければリンクをご参照ください。

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