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2009年3月24日 (火)

中毒4 Toxidrome

ローテクのようですが、中毒で大事なのは例によって病歴と身体所見です。量によってどんなものも毒になる、わけですからスクリーニングといううまいてもなくて、地道にやるしかないようです。

病歴で大事なのはMATTERS
   1. Materials or Medications
   2. Amount or concentration
   3. Time taken
   4. Emesis
   5. Reason
   6. Signs and Symptoms

身体所見では
・意識状態
・瞳孔
・皮膚(toxicologist hand shakeという腋を確認するのは有名ですね。)
・匂い
・神経学的所見(クローネスなどはセロトニン症候群で有名ですね。)

中毒による症状toxidromeでは主に

1.Sympathomimetic toxidrome
2.Cholinergic toxidrome
3.Anticholinergic toxidrome
4.Salicylate
5.Serotonin
6.Opiate toxidrome.
7.Sedative/hypnotic toxidrome.
が大事ですね。
皮膚の乾燥で1と3は区別がつきますね。2におけるSludgeBBBも有名ですね。

    * S = Salivation
    * L = Lacrimation
    * U = Urination
    * D = Defecation
    * G = GI symptoms
    * E = Emesis
    * B = Bronchorrhea
    * B = Bronchospasm
    * B = Bradycardia

Serotonin症候群は80時間ルールの下になったLibbyZionで有名ですね。Hunter基準は有名ですね。アスピリン(時期によりますが)とアセトアミノフェンは症状がなくて見逃すことがあるのでよく検査します。

しかし日本では殆どの病院でこれらの検査はできないわけで、安全管理も含めて(身体的に大丈夫であっても:時には精神科に診てもらっても、再度過量摂取したり、今度は自傷したりして再搬送ということがありますから)家族付き添いで入院してもらって(マンパワーの少ない日本の病院で危険の高い過量摂取の患者を付き添いなしで入院させたら何が起きても病院の責任のわけですからこりゃ大変です。)翌日再度診察採血して昼間に精神科受診になりますかね。肝機能に少しでも以上があったら真剣にアセトアミノフェンをとったのかこれはやばいと思うことも大事かもしれません。

液クロマトグラフィーで濃度を測ることは大事だと思うのですが、上記の過程を経て怪しい物質に対して適応がある場合に行うのがいいのかなあと最近は思っています。

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