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2009年6月21日 (日)

卒業が近づいて:手前味噌です

シニアレジデントは年間に講義を幾つかしないといけません。この前最後の講義を終えました。あーよかった。(実は別の題でやるはずだったのに、直前で変更を促されたりしてすったもんだがあったもので。)

数日後なんとなく郵便箱を空けたらプログラムディレクターからの手紙が来ていました。

Dear T:
Today's Grand Rounds on "International Emergency Medicine" was brilliantly conceived and poignantly delivered.  I was so moved by your thoughtful remarks on the issue.  Thank you for showing us examples, good and bad.  The example of the Japanese physician on the Pakistan/Afghanistan border is memorable and inspiring....

Of training young physicians, William J. Mayo said, "they give me of their dreams and I give them of my experience, and I get the better of the exchange."  Without question, he was right.  The privilege to play a small part in your training has been mine.  Thank you for your training with us and for giving so much of yourself to the institution, the residency, your colleagues, and most of all to our patients.  I look forward to years of friendship and collegiality, and will so enjoy watching your career develop over the years. Please keep in touch....

医者、用水路を拓く―アフガンの大地から世界の虚構に挑む Book 医者、用水路を拓く―アフガンの大地から世界の虚構に挑む

著者:中村 哲
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日本人の視点でみて国際保健を講義しました。米国人に大分にも通じたようで多くの人が講義の後に歩み寄ってくれて色々と感想をくれました。中村哲先生の素晴らしさを紹介できたのは良かったです。
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数日前に卒業式がありました。色々と不満も苦労もあったし、今日もシフトで色々とあったけれどこのように素晴らしい同僚・指導医に恵まれて素晴らしい研修を三年間受けたれたことはとても幸せであったと心から思います。もしもう一度機会があったらまたこのプログラムで研修を受けたいと心から思いました。

卒業式では、USNHほどではなかったですがビデオを作って指導医をモデルに大分いい寸劇を作ったので大爆笑でした。Appleのimovieというのは凄いソフトですね。

部長の先生が、「自分が成し遂げられることは限られている。自分が情熱的になれるものが何かを再確認してそれに向かうことが大事。」といったのが印象的でした。

最近、卒業が近づき、また次の進路が見えてくると色々とまた考えることが増えます。色々とやりたいことがありますし、日々の臨床での葛藤もありますが再度自分の目標を確認しておきたいと思います。

・日本の救急患者が安心して救急医療を受けられることを目指す
・研修医/専修医の先生たちに自分が受けたかった教育を提供する
・臨床医がくたくたにならずにすむような体制を目指す
・訴訟や不信で医師患者関係が崩壊していくことを防ぐことを目指す
・患者が安心して医療が受けられるように信頼できる専門医制度の構築を目指す
・ライフワークバランスが取れるように頑張る

--教育に関して--
凡庸な教師はただしゃべる。
良い教師は説明する。
優れた教師は自ら示す。
そして偉大な教師は心に火をつける。

The mediocre teacher tells.
The good teacher explains.
The superior teacher demonstrates.
The great teacher inspires.

私のプログラムディレクターのがまさに示してくれたように、自分のできる範囲で、謙虚さと誠実さをもって日々を歩みたいと思います。

みなさま色々とご指導いただきましてありがとうございます。今後ともどうぞよろしく御願いいたします。

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コメント

しへい先生
いつも興味深く拝見しています。テキサスよりMIです。
学生の時に中村先生が京都にいらして講演会で身近にお話を伺う機会があり、自分が世界と日本を強く意識する大きな転機となりました。しへい先生の講義、聞いてみたかったです。新天地でも活躍をお祈りしています。

MI先生
コメントありがとうございました。中村先生本当にすばらしいですよね。
講義はPHCとか、善意だからってすべていいわけでないとか、国際保健初心者むけにお話をしました。みんなmedical tourismに毛に生えた程度のひとが多かったので切り口が違ってよかったようです。

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