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2011年3月29日 (火)

「往診」 レポート5

津波の被害が10m近くせまる高台にある地域のお寺に非難しているみなさんの健康状態を確かめるために往診にうかがった。立派なお寺ではあるがやはり多くの方々が非難しているとスペースは限られていた。ライフラインが断たれた中、蝋燭の火を灯して生活をされおりご苦労がうかがい知れた。高齢の方々の慢性期の薬の不足、津波の被害にあって水の中を歩いて避難して足を損傷、地域のリーダーの方が多忙によって血圧があがりお休みになられているなど様々な問題があった。地域の住民の中には看護師の方々がいらっしゃり、ご自身も被災している中コミュニティの健康状態の把握につとめられいた。

中学校の避難所と同様、水道なし、ガスなし、電気なし、携帯つながらず、インターネットなしのないものづくしの中、みなさんコミュニティをつくり励まし合っていらっしゃった。子供から大人までそれぞれかかりを作り助けあう姿が印象的であった。

往診ではマサチューセッツ総合病院救急部スタッフのスチュアートハリス医師とボストンカレッジのPhDコースの原田看護師(NPナースプラクティショナー終了)のチームにお世話になった。原田看護師が診察し、英語でハリス医師にプレゼンテーションし私もそれを傍聴した。ハリス医師は日本語のヒアリングはかなりのレベル(二年間JETプログラムにて岩泉町に滞在)で我々のチームの診療は互いに協力しあいスムーズなものであった。

 お寺にも自衛隊が物品を届けてくださっていた。今回の災害における自衛隊の計り知れない貢献に改めて感謝した。第二次大戦の影響からか我が国では貢献のわりに感謝の度合いがすくない感があるが、もっと評価されてしかるべきとあらためて感じた。お寺の避難所だけでなく、小さな避難所まで赤十字からの物品はしっかりとどいておりその派手さはないが地道な貢献に頭が下がった。

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コメント

 今日(3/31)、岩手日報の紙面にて、岩泉町のALTとしてお手伝いいただいたStuart Harris氏の記事を見ました。ハリスさんと一緒に授業したものです。まさか彼が医者になり、大震災で被災した皆さんのために来日していたとは非常に驚きました。
 ぜひ、彼に「ありがとう」とお伝え下さい。私のことは覚えていないかも知れませんが、よろしくお願いします。

Endoさんおいそがしいところありがとうございます。Stuartからお返事が入ったかと思います。とてもよろこんでいました。

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