本の紹介:医学生の方にお勧め
人間にとって外見は大事。ですので私も小奇麗な格好が好まれる場面あれば、なるべく小奇麗にできるように気を使います。自分も最低限の外見にはやはり注意を払うので相手にも礼儀として不愉快にならないようにしようと思いますし、外見というそれほど頑張らなくても帰られる部分で大きなマイナス点をもらって自分の中身が正当に評価されないことがもったいないと思うからです。
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豊かさの精神病理 (岩波新書)
著者:大平 健 |
大学の教養での授業で色々とためになるものはきっとあったのでしょうけれど、大島先生(だったと思う)の授業で紹介されたこの本はとっても参考になりました。世の中のマテリアリスティックな人たちが精神科外来を受診して自分を語り、物を所有すること、所有しているもので自分の価値をあげようとしたり、他人の価値を測ろうしていることについて、述べています。確かに素晴らしい職人や企業が精魂こめて作ったものへ私も価値を認めるし、必要なら買うし、憧れを持っていいと思います。けれど、自分の持っているもので自分の価値が高くなるとか、自分の所属している組織や学歴などが自分の価値を決めるとか、そういうものの見方には100%同意できません。
自分の価値とは所有物・血縁・学歴だけではないでしょう。それらが取り払われて見える人としての価値からスタートする方がより土台のしっかりとしたものになると個人的に思います。一時期の付き合いでなく長く続く友人の多くがこのような人間の土台として持っている魅力のある方が多い気がします。反対に芯の部分がしっかりしていなくて周りの部分を塗っている印象のある方とは長く続きません。
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やさしさの精神病理 (岩波新書)
著者:大平 健 |
同じ著者ですがこの本も素晴らしいです。現代文化の中での「自分に都合のいい人=優しい人」という図式を具体例を示しながら述べています。お互いに踏み込まないことを優しさと考える、確かに今の文化はそうなのかもしれません。学生のころ若すぎて、周りの人の本質が見える(と勘違いして)、偉そうにアドバイスとかしてよく失敗していました。青かったなあ。
学生時代に体調を壊したことがあって(あれは今思えば鬱だったのでしょう。)そのときに親や友人などに支えてもらって快復したことがありました。それから本当に相手に踏み込んで何かするには覚悟とエネルギーが必要であること、自分がお世話になった人に必ずしも完全に恩返しができたわけではにことから、人に何かをするときに見返りを求めないことを、学びました。
偉そうに誰かに諭すのではなく、自分が覚悟して接することができると思った人に、時に身を切って接することで互いに何かを得て成長できる、そんな優しさを持ちたいと今は思っています。
前日の二冊は医学部の早い段階で読むことをお勧めします。別に早い段階で読んでもいいのですが、学年が進んでから読むといいのではと思う本を次に紹介します。
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人を動かす 新装版
著者:デール カーネギー,Dale Carnegie,山口 博 |
私も恥ずかしながら教育に興味のある人間ですのでどのように人と付き合い、人間が変わっていくのかに興味があります。この本では人と付き合うということについて多くの成功者の具体例から本質的な提案をしています。
「基本的には自分が関わろうとしている相手の人にどれくらい興味を持てるか」ということが大事なのだろうと思います。人間が様々な人生のステージを経ていくなかでリーダーとなたり、参謀となったり色々な場面があるでしょう。逆境も人間関係の不和もあるでしょう。そんなときに、「相手に興味を持ちアプローチする」「相手に求めるのではなく自分から歩み寄ることを継続する」「あとは人事を尽くしたから天命という開き直りを持つ」こんなことがきっと大事なことなのだろうと思って日々をすごしています。
教育も自己愛から教えることで自分に陶酔するのではなく、生徒一人一人の希望と個性に合わせて彼らのために忍耐と情熱を持って(まあ自分が燃え尽きない程度にですが)臨む必要があるのだと思います。(とはいえ私も人間なんで色々とやる気のない生徒さんにはがっかりさせられますけれど。)






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